競馬といえば公営競技でギャンブルのイメージが強いですが、実は純粋に走る馬を応援する楽しみ方もできる、総合的なエンターテイメントです。
レースを予想して馬券を買うのはあくまでも楽しみ方の1つですが、それはそれで運営を続けていく上で必要不可欠です。
大切なのはレースの捉え方で、当たり外れの予想やレース展開のスリルを味わうものなのか、馬が順位を競い合うスポーツとするかにあります。
多くの人は前者の楽しみ方をしている傾向で、やはり当たりとその配当を目的としているといえます。
予想の仕方も馬券の買い方も十人十色
しかし、同じように見えても楽しみ方は人それぞれ異なりますし、予想の仕方も馬券の買い方も十人十色です。(参考:暴露王競馬評判)
馬券の購入は20歳以上に認められていますが、競馬場の入場自体は子供もOKです。
入場料は施設によって異なりますが、大人でも100円か200円を支払えば入ることができます。
一方、子供は15歳未満だと無料で、入場に関して特に年齢制限はないです。
ちなみに近年は子供向けのイベントを開催する競馬場が増えており、キャラクターショーやお祭りが実施されることもあるほどです。
施設内には遊び場が用意されていたりしますから、大人だけが楽しむ場所ではないことが分かります。
それからポニーと散歩することができたり、乗馬体験ができる施設も珍しくないです。
中には馬車の運行やゴーカートを運用する施設まであるので、まさに子供も楽しめる家族連れ向けの総合エンターテイメント施設です。
赤ちゃん連れの家族や、小さい子供の来場も想定されていますから、おむつ交換や授乳に子供の休憩も心配無用です。
競馬場は馬とのふれあいを大事にしている
このようなイベントやサービスの提供を行っている理由には、レース開催による収益の目的だけでなく、馬とのふれあいを大事にしていることが当てはまります。
大人に入場料が設定されているのは、馬券の購入に関わらず足を運べたり、馬の様子やイベントを楽しめるようにする為です。
入場料のおかげで来場さえあれば一定の収益は得られるわけですから、運営側にとってはとりあえず来場してもらうことが第一目標となります。
15歳未満の子供が無料で入場できるのは、家族連れでも足を運ぶハードルを低くして、心理的にも経済的にも足を運びやすくするのが目的です。
また、子供が一度魅力に気がつけばリピートに繋がりますから、そういう意味でもこういった料金設定が行われているわけです。
イベントの開催や遊び場の提供には、子供の興味を引いたり、子供の来場希望を切っ掛けに家族で足を運んでもらうという狙いがあります。
飲食店やグッズ販売も行っていますから、楽しもうと思えば一日中遊んで過ごすこともできます。
大人はレースの予想や馬券の購入、子供はイベントや馬とのふれあいと目的は違っても、誰もが楽しむことができるのが競馬場の良いところです。
レース展開は時にドラマチック
それと馬に乗って速さを競うことは有史以前にルーツがありますし、近代的なレースは16世紀頃には原型が完成しました。
つまり、馬券を購入するイメージだけを思い浮かべると世俗的ですが、歴史に目を向ければ奥深くて馬鹿にできないといえるでしょう。
しかも競馬は馬だけでは成り立ちませんし、人と連携して初めて結果が出るので、人と馬が協力して走る姿は感動すら覚えさせます。
レース展開は時にドラマチックですし、大方の予想を裏切って期待されていなかった馬がトップを取ることもあります。
競馬はカーレースにバイクやボートとも異なり、生き物が実力で上位ゴールを目指すレースです。
その為、日によって体調が違ってきますし、いつも絶好調というわけではないです。
特定の馬に注目して活躍を追いかけると分かりますが、その日によって足の運びが軽く見えたり、毛並みの良し悪しが見分けられるようになります。
パドックの役割について
このように、体の調子を確認することもレースの予想の基本ですから、パドックと呼ばれる馬の下見所が用意されています。
パドックでは出走する馬が順番にゆっくりと歩き、数周回ってから戻っていきます。
これはレース前の状態を確認できる大きなチャンスで、肉体だけでなく精神面を推察するのにも役立ちます。
勿論パドックの様子がそのままレースに繋がるとは限りませんから、レース直前の様子はあくまでも参考です。
とはいえ、このパドックを目的に足を運ぶ人もいるので、馬の魅力を知るのに役立つのは確かでしょう。
馬券の購入は宝くじのように、当たれば儲けものと捉えるくらいが丁度良いです。
というのも、馬券は最低100円から購入できるので、宝くじでいえばスクラッチ並の手頃感です。
スクラッチと違うのは削って終わりではなく、手に汗握るレースが楽しめることにあります。
まとめ
声を出して応援すると気持ちが乗ってきますし、応援した馬が勝つと気持ちが伝わったような気になります。
心が通じる一体感を感じることもありますから、馬券を買うかどうかは別として、足を運んでみること自体は動物好き全般におすすめです。
最終更新日 2025年5月20日 by derevellers