夜行列車の中で、青色の客車を電気機関車やディーゼル機関車などがけん引する寝台特急のことをブルートレインと呼びますが、ブルートレインは青色の車体に白や銀色などのラインが入っている、このような特徴があり横山英俊氏などかつての鉄道ファンの間から親しまれ続けていました。
現在では、日本の中を走る寝台特急は出雲市や高松駅に向かうサンライズ瀬戸・出雲のみでありこの電車は電気機関車ではなく、電車そのものが気動車になっているので自走タイプの寝台特急などの特徴があります。
関連記事:横山英俊
目次
ホテルなどのような宿泊所で活用されているものも
かつて活躍していたブルートレインの客車は、解体されてスクラップになったものが大半を占めるわけですが、その中にはホテルなどのような宿泊所で活用されているものも存在します。
車両内部は当時のままになっているものもあれば、リフォームされて改造されているものもあるなど様々のようですが、大館市方面から県道2号線(通称樹海ライン)を通り十和田湖へ向かう中間点に行くとブルートレインのあけぼのを見ることができる小坂鉄道レールパークがあり、ここに行けばブルートレインの全貌などを目にすることができるのではないでしょうか。
小坂鉄道レールパーク
小坂鉄道レールパークは、従来存在していた小坂鉄道の線路および設備の有効活用を行っている複合施設の総称で、見て・学び・体験できるといったキャッチフレーズで宣伝を行っています。
レールバイクの乗車体験やディーゼル機関車運転体験、ラッセル操作体験や機関車や客車、電気およびディーゼル機関車などの展示を通じて楽しむこ戸ができる施設です。
コロナ渦の影響で、ブルートレインあけぼのの宿泊は休止になっているようですが、コロナ渦の影響が収まるおとで営業の再開も行われるなど待ち望んでいる人も多いといえましょう。
寝台特急あけぼの
寝台特急あけぼのは、青森と上野を結ぶ夜行列車で2014年3月15日のダイヤ改正の際に廃止になっています。
さらに、鉄道ファンからの人気を集めていたトワイライトエクスプレスや北斗星なども廃止になっていて当初は臨時運行を行っていた北斗星も営業を終了するなど、ブルートレインそのもののが走る様子を目にすることはできなくなったわけです。
学生時代にお金がなくて、東京から田舎に帰るときに寝台特急を利用していた人も多いかと思われますが、寝台車にはA寝台やB寝台の2つがあり、それぞれに色々なグレードを持つ客室やベッドが用意されています。
日中は座席として利用していて夜になるとベッドになる、このような構造を持つのが寝台特急になるのですが、一般的な夜行列車とは異なり横になることができる魅力があります。
東海道線の東京駅と岐阜県大垣市を結ぶ夜行列車も廃止に
夜行列車も姿を消しているけれども、東海道線の東京駅と岐阜県大垣市を結ぶ夜行列車も廃止になっていて現在見ることはできません。
運行最終日というのは鉄道ファンの間でも熱気にあふれるとき、多くのファンが最終列車を見送るなどのシーンがニュースで報道されることも少なくありません。
この大垣行の電車は従来東海道本線の最終列車の1つもしくは2つ前に出発していたもので、各駅停車の電車などからも一般の人々も利用することができる電車でした。
本数が増えていることなどからもそれほど混雑することはない
最近は、本数が増えていることなどからもそれほど混雑することはないのですが、大垣行の電車は岐阜県方面に向かう旅行者に加え会社帰りのサラリーマンなどが乗車することからも、途中平塚や小田原までの区間は混雑していた、特に東京駅から横浜や大船などの区間は大変混雑した状態になっているときもあり、窮屈な思いをしながら通勤で使っていた人も多いといえましょう。
通勤利用者も使えるなどからも、特急券などは不要で乗車券だけで乗ることができましたが、特急タイプの夜行列車の場合は乗車券のほかに特急券が必要ですし、それが指定席の場合は指定席券も必要になります。
寝台となるベッドの確保のための寝台券が必要
寝台特急の場合は、座席の指定という概念ではなく寝台となるベッドの確保のための寝台券が必要で、乗車券と特急券、そして寝台券をそれぞれ購入することで乗車ができたわけです。
ところで、夜行列車は主に客車タイプの電車で客車をけん引するのは電気もしくはディーゼルタイプの機関車です。
電気機関車やディーゼル機関車も鉄道ファンからの人気を集めるものになるのですが、時代ごとに使われる機関車の種類が異なるなどからも、奥がとても深いものとされます。
一般の人々が目にするときには貨物列車の先頭を走るものなどのイメージになって来るわけですが、鉄道ファンにとってそれは一つの魅力的な物体であり、写真に収めたいと考える人も少なくないのです。
まとめ
貨物輸送は年々減少傾向にあるので、貨物列車を目にする機会も減っていてホームで電車を待っていたとき貨物列車が通過した、このような経験を持つ人は多いのではないでしょうか。
このようなときでも、鉄道ファンの一つでもある撮り鉄の人々は何時に駅を通過するのかある程度情報を得ている、その情報がどこから入るものなのかは一般の人々には分からない謎めいているものもあります。
最終更新日 2025年5月20日 by derevellers