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高齢化社会と共に歩むあん福祉会

日本では2021年、約3500万人もの方々が65歳以上の高齢者となりました。
1940年代に生まれた第一次ベビーブームの赤ちゃんたちであり、もっとも人口が増加をした年代でもあります。
だからこそ、この年代の方を総じて団塊の世代と呼ぶわけです。

日本人の平均寿命は2021年時点で男女ともに89歳

日本人の平均寿命は2021年時点で男女ともに89歳となっており、65歳でもまだ高齢者とは見なさなくなりました。
それに伴い年金の受給も70歳にまで引き上げることが決まり、さらに高齢者の割合は増加をするでしょう。
2015年、当時の政権では超高齢化社会が訪れたと正式に表明をなされました。
人生100年時代の訪れを宣言されており、今後は介護を必要としない健康寿命を高める努力をしないといけないわけです。
そこでここでは、高齢化社会へと歩みを進めている日本で暮らすわれわれが、今後どのような生活を送るべきなのかを考えていきましょう。
そして、その生き方をサポートしているNPOグループ・あん福祉会の取り組みも詳しくご紹介していきます。
長生きをすることが幸せな人生となるよう、少しでもその参考にしていただければ幸いです。

高齢になると人間はどうなるのか?

高齢になると若い頃とは違って、身体面で大きな変化を感じるものでしょう。
筋力は30代をピークにして減少していき、60代になったら約70パーセントも減少します。
小学校の低学年と同等となるので、階段の上り下りがつらくなることがわかるものです。
そして低い段差で足をつまずくことも多くなるため、転倒もしやすいです。
このとき、小学生であれば骨折という大怪我をすることはありませんが、高齢者の場合は10人のうち8人は骨折をします。
その理由は、骨の密度も低下をするからです。
男性であれば男性ホルモンの分泌量が減り、女性は女性ホルモンが低下をして骨粗しょう症を発症するからです。
これを防ぐには、日頃から筋力トレーニングをしっかりとおこない、カルシウムを多く摂取しないといけません。

乳製品が苦手という場合はサプリメントを上手く活用する

牛乳であれば1日1リットル、ヨーグルトは400グラムを口にするといいでしょう。
乳製品が苦手という場合は、サプリメントを上手く活用することです。
今では各社メーカーからいろんな種類のサプリメントが販売されています。
高齢者に特化した総合マルチ栄養剤というものもあり、これを服用することで1日に必要な必須栄養素を効率良く補えます。
食も細くなりがちなので、サプリメントを活用するのが望ましいわけです。

あん福祉会の活動と概要について

ではここからは、埼玉県川越市に本部を構えているあん福祉会の活動と概要について、詳しくご紹介をしていきます。
あん福祉会は、1997年に埼玉県川越市で誕生したNPO法人です。
地域から日本まで、多くの高齢者と弱者を救う会という運営コンセプトを掲げて活動をなされています。
当初は川越市一帯でサービスを展開していたデイケアーセンターで、入浴介助や訪問診療を専門になされていました。
川越市は日本全国のなかでも、76歳以上の後期高齢者の割合が高く、9万人の人口のうち約6万5000人が70歳以上です。
介護サービスを受けられる方も必然的に多く、国内でもっとも最初に超高齢化現象があらわれたところといっても言い過ぎではないでしょう。
一人暮らしで身寄りのない方の問題にも直面し、デイケアーセンターからNPO法人へとシフトチェンジをして、現在に至ります。

2021年5月時点で国内計50か所に支部を設置

2021年5月時点で国内計50か所に支部を置かれており、それぞれが提携をし合って高齢者と生活弱者の支援に当たられています。
介護福祉士からケアマネージャー、社会福祉士の資格を有する方が在籍しているため、手厚い訪問介護と並行してヒアリングもあされているわけです。
生活弱者というのは、生活保護を受給されている方を指す言葉です。
2020年の段階で約200万人もの方が公的な支援で生活をされており、貧困という問題に直面をしています。
特に2020年は日本では90万人もの失業者を生み出す経済衰退が浮き彫りになり、より一層生活保護の受給率が高まりました。
あん福祉会では毎週末、生活に困ってる方を対象にした食事会をなされており、ここで無料で食材も配布されています。
資金は全国から集められた募金を使われていて、現在も公式サイトで有志による募金を募集されています。
あん福祉会は計20万人に会員からなるNPO組織で、個人が代表を務めている福祉会では全国最大規模です。
埼玉県の川越市に起源を持ち、現在も本部では毎日たくさんの高齢者が集ってケアを受けられています。

まとめ

そして2010年からは若い世代の生活弱者の支援も開始され、若い方と高齢者が共に歩める環境を整備されました。
互いに支え合うことで、より良い社会へと日本は歩みを進められるでしょう。
高齢化・貧困といった、日本が抱える問題を国民手動で乗り切るには大きな団体とならないといけません。
あん福祉会こそがその希望の団体であり、われわれも力を貸す価値はあるでしょう。

最終更新日 2025年5月20日 by derevellers