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故障したiPhoneの修理を依頼する場合の注意点とは

1.iPhoneが故障した場合

iPhoneはモバイル機器で外出時に持ち歩く物なので、どんなに大切に扱っていても落下や水没などの不慮の事故によって本体が故障してしまう場合があります。
2~3年間にわたり使用し続けると、バッテリーが劣化して電池の持ちが悪くなってしまいます。

故障したデバイスを修理する場合には、端末を購入した携帯ショップ・アップルストア・Apple正規サービスプロバイダ・Apple非正規修理店に持ち込む方法があります。

携帯ショップやアップルストアに持ち込んだ場合には、落下などによるフロントガラスの破損とバッテリーの劣化のみ部品交換が行われて返却されます。
これら以外の故障については、未使用品との交換となります。

破損の程度から明らかに未使用品との交換が必要な状態であれば、エクスプレス交換サービスを利用して未使用品のデバイスと交換してもらうことも可能です。

エクスプレス交換サービスを利用すれば3日程度で同じ機種の未使用品を自宅で受け取ることができ、料金は新品価格の4~5割程度です。AppleCare+に加入していた場合には、11,800円でエクスプレス交換サービスが利用できます。

2.Apple正規店に持ち込む前に行っておくこと

故障した端末を携帯ショップやApple正規店に持ち込む場合には、事前に行っておくべきことがあります。
必ず行うべきことは、「iPhone(iPad)を探す」機能(盗難防止機能)をオフにしておくことです。

盗難防止機能が有効な状態だと、デバイスのデータを消去したり再アクティベートすることができないからです。
デバイスの操作が可能であれば、お店に持ち込む前に盗難防止機能を停止してApple IDをログアウトさせておくようにしましょう。

本体の水没などで未使用品との交換が明らかで操作ができない場合には、「iPhone(iPad)を探す」機能(盗難防止機能)をオフにする必要はありません。
フロントガラスの破損やバッテリーの劣化で部品交換による対応が可能な場合であっても、携帯ショップやアップルストアに持ち込むとデバイスが初期化されて工場出荷時の状態で返却されます。

つまり、デバイスのストレージに保存してあったデータは全て消去されてしまうことになります。
このため部品交換で対応が可能であったとしても、デバイスに保存してあるデータのバックアップをPCのハードドライブなどに保存しておく必要があります。

3.バックアップはiTunesを利用すると便利

iPhoneのバックアップをする場合には、iTunesを利用すると便利です。
iTunes以外にもデバイスのバックアップをPC保存するためのソフトがあるので、お店に持ち込む前にデータを取り出しておくようにしましょう。

デバイスが工場出荷時の状態で戻ってきたら、PCに保存してあったバックアップデータを使用して以前の状態に復元することができます。
未使用品と交換となった場合でも、バックアップデータがあれば以前の状態に復元して使用することが可能です。

フロントガラスが破損してタッチパネルの操作ができなくなってしまった場合でも、PCを利用すればバックアップを保存することができます。
PCにインストールしたソフトを起動してUSBケーブルで接続すれば、PCのソフトを操作してバックアップデータを保存することが可能です。

故障したiPhoneを修理に出す場合には、バックアップを保存することや盗難防止機能をオフにする以外にも注意すべき事があります。
iOSのシステムにはユーザーが一部の機能・設定の変更ができないように制限がかけられていますが、この制限を解除することで便利な機能が使えるアプリが存在します。

機能や設定変更の制限を解除することを「脱獄」と呼ばれ、PCにインストールした専用のソフトを使用すれば脱獄をすることが可能です。
ただし脱獄はメーカーによって禁止されているため、この状態で修理に出しても断られてしまいます。

フロントガラスやバッテリー交換をする場合にはデバイスの操作が行われるので、脱獄をした状態だとホーム画面を見てすぐにばれてしまいます。
デバイスを脱獄させて使用している場合は、初期化をして工場出荷時の状態に戻しておくようにしましょう。

4.Apple非正規修理店を利用する場合の注意点とは?

携帯ショップ・アップルストアやApple正規サービスプロバイダに持ち込む場合はフロントガラスまたはバッテリー交換以外は未使用品との交換となり、費用がかなり高額になってしまいます。

部品交換が可能でも初期化されてしまうので、バックアップを保存していなかったデータは諦めなければなりません。
脱獄済みのデバイスやフロントガラスやバッテリー以外の部品を交換してもらいたい場合には、Apple非正規修理店を利用する方法もあります。

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Apple非正規店であればデータを保持した状態で部品を交換してもらえる場合がありますし、水没したデバイスからデータを取り出すサービスを実施しているお店もあります。

ただし一度でもApple非正規店を利用すると、以後は携帯ショップ・アップルストア・Apple正規サービスプロバイダなどで部品交換や本体の交換サービスが一切利用できなくなってしまうので注意が必要です。

最終更新日 2025年5月20日 by derevellers