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産業廃棄物の処理状態で国のレベルが分かると井草実業は語る

産業廃棄物処理から見えること

産業廃棄物の処理状態を見ることで国のレベルが分かると考えても良いでしょう。
何故なら産業廃棄物の処理が出来るという事は、それだけ責任をもって産業を構築している事が分かるからです。

例えとしては良くないかもしれませんが、トイレを見ると、その家のモラルが分かるという事と同じと考えても良いかもしれません。
学校などでまず教育をする時に教えるのがトイレ掃除という事を考えても、いかにこの産業廃棄物の処理が大切なのかという事が理解出来るはずです。

家にトイレが無ければその家はとんでもない事になるでしょう。
これを国レベルで考えると産業を発展させればかならず、廃棄物は出てくる事になるので、これをどうやって廃棄しているのかで、国の産業のレベルが分かるようになるというわけです。

今の日本はかなり高いレベルにある先進国といわれているのは、この産業廃棄物の廃棄がしっかりと出来ているからという事も間違いありません。
昔は日本も雑なことをしていた時期があり、これによって公害を招くというよなう事もありました。

公害となり人体への悪影響が明確に出るようになってようやく、この問題に取り組むようになったというのが実態だったと言えるかもしれません。
人は実害が出てくるまでは、物事を見ていても見てみぬふりをするというところがあり、それによって大きな失敗をすることになる事が多いわけですが、産業廃棄物は既に大きな公害となるという事が判明したので、この処理については念入りに行うようになったことで、日本は先進国の仲間入りを果たしたという事が言えるのかもしれません。

海に廃棄物を捨てるという実態がある

単に経済が発展して海外にモノが売れるようになったというだけでは、先進国とは言えないという事になるでしょう。
何故なら廃棄物がまともに処理化出来ないのであれば、それは自分の国で出てきたものをまともに処理できないという事を物語ることになるわけで、上記の家でいうなら、トイレを設置出来ていない家が何を持って先進国だというのかという話になってしまうからです。

この産業廃棄物の問題はその国だけではおさまらないことも多いので、国際問題となる事もしばしばです。
自分の国から廃棄物を捨てることだけを考えているようなところも世界にはあり、これによって環境が汚れてしまっていくというところが出てきたりもしています。

このような国の多くが海に廃棄物を捨てるという事をしているので、海が汚れてそれが海流に乗って他の国の海を汚すというような事も起きていて、世界は一つでありながら、国という概念があることで、どんどんと汚れたところが増えていくという事も起きているのが現状であります。

この意識を変えていくには、まず廃棄物の恐ろしさを証明していく事が必要になると言えるでしょう。
廃棄をする人のほとんどがそのことを理解していない事がほとんどです。

日本がかつてそうであったように、自分のところに実害として公害などの影響が出ないと人はなかなかそのことの本質を理解出来ません。
そして、他の国がしているのに自分の国は駄目なのかという理論を持って、自分の国を正当化するという事をするようになります。

これには、ある意味では一理あるので、既にこうしたことをしてきた国はそれで何も言えなくなるという事になってしまいます。
つまり、やったもん勝ちのような事がこの業界では成り立ってしまっているわけです。

しかも、国を超えて廃棄物の処理を強制することは出来ませんから、単に注意しか出来ることはありません。
注意で国同士の争いが解決した例はほとんどありませんから、この問題は解決することなく、自国に害が出てくるまで放置されるという事が続くという事になってしまいがちです。

井草実業が考える廃棄物の今後

その良い例が中国といっても良いでしょう。
中国は二酸化炭素の排出規制の時には、自分は発展途上国であり今の環境汚染を招いたのは先進国のせいだとして、排出規制には一貫して関係ないという姿勢を取り続けました。

そして、他の国に影響を及ぼすほどの大気汚染をまき散らして平気でいるいう状態までになったわけです。
ただ、上海や北京などの主要な都市がスモッグで覆われて、息をするのもためらわれるような状態となったことで、環境問題についても考えるようになり始めたのが現状といってもいいでしょう。
これも自分たちに火の粉が降りかかってくるまでは、自分が蒔いた種であっても無視をするという人の本性が良く出た事例という事が言えるはずです。

産業を発展させていけば、必ず廃棄物は出てくるようになりますから、これをどう処理するかで自分たちの生活レベルも変わってくるという事を自覚して、自分たちが快適に暮らすためにも、まずはこれが基本なのだという事を徹底して考えていく必要があるという事になるでしょう。

産業を考える時には生成物を主に考えるのは当然ですが、その時には必ず不要となるものも出るわけです。
日本は原子力発電で出来る核廃棄物をどうするのかもまだ分からずに稼働させているという事もあり、これを早急に解決させる必要があるのは当然といえるはずです。

井草実業許可証より引用

最終更新日 2025年5月20日 by derevellers