私と妻はこのたび金融機関が提供するブライダルローンを活用して無事に入籍し、それに伴う結婚式を終えることができました。
そもそも二人で同棲していた期間が5年と長かったものですから、その関係は結婚してもしなくても同じというまでになっていました。
ある意味、マンネリ化が進んでいたのかもしれません。
しかし5年を超えたあたりから私たちではなくむしろ周囲の友人や自分の家族などが結婚について言及するようになり、私も男性という立場上、親にそろそろ身を固めた方がいいのではないかと説得されました。
そうやってぼんやりと結婚について考え始め、妻とも目標として定めた1年後に向けて少しずつお金を貯めていこうという結論に達したのです。
しかしそこから事態が急転しました。
思いがけず妻が妊娠していることがわかり、このままいくと出産時期がちょうど予定していた結婚式に重なってしまうのです。
これは式を後回しにするか、あるいは先に済ませるかの二者択一しかありません。
そこで今後の決意を固める意味でも私はこれから2ヶ月以内に式を挙げられるところを探して急遽セッティングを始めることにしました。
そこで重要となるのが結婚式の費用です。
これまで1年先を目標に貯めていた金額はまだわずかにしか満たず、予想される金額をすぐに支払うのは困難です。
しかしだからと言って親や友人に無理言ってお金を貸してもらうことは絶対にしたくなかったし、社会人として、夫として、そして生まれてくる子供の親としてもなんとか独り立ちできることを証明したかったという思いが強かったのです。
そう言った意味も込めて、私は周囲の人に迷惑をかけてお金を無心するのではなく、手頃な金融機関を探して融資を受ける道を探し始めました。
■用途は限られるが便利なブライダルローン
最初はカードローンやキャッシングなども考えましたが、そのうちに銀行の融資担当者に紹介されたのがブライダルローンです。
これは私たちのように結婚式やそれに伴う諸々の出費の不足額を埋め合わせるのにぴったりのローンサービスとのこと。
他の金融機関や消費者金融でも同様のローンを展開していることを知り、まずは全ての金利を比較してみることにしました。
すると、同じ銀行などの金融機関でもかなり差があるものも多く、最初に説明を受けたところに即決しなくてよかったなと安心しました。
一方、金利が低くて借りやすいのと、審査に通過しやすいことは両立しえないことも多いので、私にとってはそちらの方が心配でした。
というのも、私が一流企業のサラリーマンであれば審査通過も問題ないのかもしれませんが、実際には小規模のデザイン事務所に勤務するデザイナーで、一応は正社員で毎月の給与はもらっているものの、大企業に比べると安定した雇用状態とは言えない部分も多いからです。
さっそく狙いを定めたブライダルローンへの申し込み手続きを進めていく中ではもちろん身分証明書や年収証明書の提示も求められることになりました。
さらに勤務先や勤続年数なども記載する項目がありましたので、これらによって信用度がチェックされていたのだと思われます。
収入的には同じ年代の平均収入くらいはあると思うのですが、それでも果たして無事に審査通過できるのか不安が先行したのも事実です。
さらにブライダルローンではこれらの個人書類のみならず、見積書や請求書などの提示も求められます。
つまり、融資した金額がブライダルの目的以外に使用されるのを回避するためです。
これらの手続きが初めてだったために最初はまだ式も挙げていないのにどうやって請求書を貰えばいいのか皆目見当もつきませんでしたが、プランナーの方に腹を割って相談してみると同様の悩みを持っている方は多いようで、ブライダルローンに関することであれば早急に見積書を作成するのでそれを提示することで申請を受け付けてもらえると思いますよとのこと。
その言葉に安心してようやく全ての書類を揃えることができました。
その後、金融機関の窓口にて最終的な申し込みを行いましたが、通常のカードローンやキャッシングならば最短30分ほどでサッと審査が完了するものですが、さすがに挙式関連の費用200万円の借り入れとなると金融機関側の審査も入念なものとなります。
担当者からは審査結果が出るまでに1週間ほどのお時間をいただきますとのこと。
それまで妻とともに緊張しながらそれまでの数日間を過ごすことになりました。
しかし、緊張や不安も吹き飛ばしてくれるかのように、まさに1週間後に審査結果が通達され、無事ブライダルローンの審査通過できましたとのこと。
私の場合、他社で借り入れを行っているわけでもなければ、過去に返済や支払いが遅れたこともないので大丈夫かなとは思っていましたが、いざきちんと手続き完了したことを伝えられると、まだ挙式もまだなのにその時点で肩の荷が下りたような気持ちになりました。
それから無事に挙式を済ませ、親にも相手の親にも費用を自分で賄ったことは立派だと褒められて少しだけ自信がつきました。
これから家族力を合わせて計画通りに返済していきたいです。
最終更新日 2025年5月20日 by derevellers